これって妊娠かも?カラダからの15のサインと気をつけたいこと
妊娠を望んでいる女性にとって、生理前のちょっとした体調変化には敏感になってしまうものです。
ましてや、生理が予定日より遅れていると、ドキドキですよね。
実は、妊娠検査薬で陽性反応が出る前に「この症状ってもしかして妊娠かも?」と思う人はたくさんいます。
今回は、妊娠検査薬を使うきっかけとなる妊娠初期に現れやすいカラダからの15サインについてご紹介します。
目次
知っておきたい妊娠週数の数え方と妊娠超初期&妊娠初期
妊娠超初期や妊娠初期と言われている期間について、それぞれ妊娠第何週にあたるのかがわかりにくいですよね。
なにせ、妊娠が成立する(着床)する前から妊娠週数が始まっていますから、独特の数え方のようにも思えます。
そこで、妊娠超初期や妊娠初期の時期がよくわからないという方のために、ここで簡単にまとめておきます。
・最終生理開始日:妊娠0週0日
・最終生理開始日より約2週間後の排卵日の時期の性交により、卵子に精子が入って受精卵の形になる:妊娠2週0日
・生理予定日1週間前:妊娠3週(妊娠1カ月)
・生理予定日:妊娠4週(妊娠2カ月の始まり)
このようになっています。
そして、妊娠超初期というのは0週〜3週までの時期と言われていますが、妊娠超初期の症状は受精卵が着床したときから始まります。
妊娠初期は、それ以降の4週〜15週(妊娠2〜4カ月)を表すことが一般的です。
ちなみに、妊娠検査薬で確認することができるのは生理予定日付近からそれ以降となります。
つまり、妊娠超初期の期間ではなく、妊娠4週に入ってからの妊娠初期に当たる期間と覚えておきましょう。
妊娠超初期も症状はあるの?
妊娠0週から3週までの妊娠超初期にも、何かしらの兆候や症状はあるのでしょうか?
答えはYES。
受精卵が着床したときから妊娠の兆候が出始めます。
ただし、それはPMS(月経前症候群)の症状とよく似ていることもあり、いつもの生理前の症状と間違えてしまうこともあります。
また、50人に1人くらいの割合で、この妊娠超初期に着床出血というものも見られるのですが、これも排卵や生理による出血との見分けが難しいようです。
着床出血とは、受精卵が着床することで起こる少量の出血で、これだけで妊娠かどうかを判断することは難しいというのが現実です。
ただ、妊娠していれば体内のシステムは出産に向けてどんどん変化していきますので、基礎体温や体調の変化で、中には妊娠を確信できる人もいるようです。
妊娠初期症状はいつから?
妊娠初期症状がいつから現れるのか、どんな症状が出るのか、ということはかなり個人差があります。
妊娠してから初めて何かの異変に気付く時期は、早い場合は生理予定日の1週間前くらいからとなります。
受精卵の着床が成立することで2つの女性ホルモンの「プロゲステロン」と「エストロゲン」の分泌量は増加し、2つのホルモンバランスも変化していきます。
これによって、様々なカラダの変化や不快症状などが現れることになるのです。
しかし、中にはその症状が軽すぎて気付かないという場合も含め、妊娠初期症状のない人もいるようです。
妊娠初期症状の軽い人やない人の特徴
妊娠して初期症状に悩まされる人がいる一方で、ほとんど症状を感じないという人も存在します。
妊婦さんはつわりなどで大変そうというイメージがありますので、そのような症状のない人は羨ましい限りですよね。
そうなると、初期症状の軽い人やない人はどんなタイプなのかが気になります。
個人差があるため一概に決めつけることはできないのですが、どのようなタイプの人が多いのかというと…
・人も羨む健康体
・ストレスを感じにくい
・胃腸が強い
・冷え症でない
・日頃から運動をして鍛えている
・タバコやお酒が好き
といった感じです。
ちなみに、「タバコやお酒が好きな人」ってどういうこと?と思うかもしれませんが、それは、タバコやお酒などに抵抗がない人は臭いなどに対する拒絶反応が少ないから、と考えられているからです。
妊娠初期症状〜カラダからの15のサイン〜
一般的に、妊娠3〜5週頃に現れる症状を「妊娠初期症状」もしくは「妊娠兆候」と呼びます。
その症状というものは人それぞれ異なりますし、それほど気にならない人もいれば、症状が顕著に現れる人もいます。
それらがどのようなサインで現れるのかというと…
1. 微量の出血
2. 胸の張りや痛み
3. 気持ち悪さ、吐き気
4. 腰痛
5. おりものの変化
6. 腹痛、下腹部痛
7. 頭痛
8. 胃痛
9. 味覚、臭覚の変化
10. 頻尿、便秘、下痢
11. むくみ
12. 微熱気味の体温、基礎体温の高温状態と一瞬下がる現象
13. 身体のだるさ、眠気
14. ニキビや吹き出物など肌荒れ
15. 情緒不安定(イライラ、涙もろさ)
…このような形で現れます。
これから、15のサインについてもう少し詳しくお話ししていきますので、妊活中の方はカラダからのサインをチェックしてみてください。
微量の出血
1. 微量の出血
生理予定日より少し前に微量の出血が見られた場合、「着床出血」かもしれません。
受精した卵子が子宮壁に着床する時期に出血する症状で、出血量は生理よりも少なく長くても3日ほどで止まるというのが一般的です。
色も茶色っぽいものからピンク、鮮血までありますが、50人に1人くらいの割合でしか起こらない妊娠超初期の症状です。
胸の張りや痛み
2. 胸の張りや痛み
生理の2週間前くらいから胸の張りや痛みが出ることもありますが、生理が来ることで段々気にならなくなっていきます。
しかし、生理予定日を数日から1週間くらい経っても続いている場合や、普段より強く張りを感じる時は、妊娠初期症状の可能性があります。
妊娠によって乳腺などが発達してカラダは母乳の準備を始めますので、この胸の張りや痛みは妊娠期間を通じて感じることになります。
やがて妊娠後期に入る頃には胸がさらに張って大きくなるので、マタニティブラが必要になってきます。
気持ち悪さ、吐き気
3. 気持ち悪さ、吐き気
妊娠をイメージさせるもっともポピュラーなサインは、気持ち悪さや吐き気です。
これは、多くの人が経験する妊娠初期症状であり、いわゆる「つわり」という症状が現れるのは、早い人だと妊娠4週目くらいからのようです。
生理予定日を過ぎても生理が来なくて気持ち悪さが続く場合は、妊娠初期症状の可能性が高くなります。
何をしていても吐き気を感じるタイプのほか、唾液分泌が増えて自分の唾液で気持ち悪くなってしまったり、食べ物を食べていないと気持ち悪くなる、ある匂いを嗅ぐと気持ち悪くなる、などといったタイプもあり、何に気持ち悪さを感じるのかということについては個人差がかなりあります。
おりものの変化
4. おりものの変化
おりものの状態は女性の健康のバロメーターになりますが、妊娠することでその状態が変化する場合があり、いつもとちょっと違うな、と感じることもあります。
たとえば、おりものの量が増えたり、いつもより水っぽい、茶色っぽい、においがない、などです。
そして、そのような変化が見られるようになるのは、生理予定日の1週間前から数日前くらいです。
通常、排卵後から生理開始までの間はおりものの量が減少して粘り気があるものなので、量が増えて水っぽいというのはいつもと違い、妊娠の兆候と考えられています。
この変化は、妊娠によって女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンの分泌が増加するためですが、中には変化の見られない人もいます。
腰痛
5. 腰痛
妊娠をすると、出産時に赤ちゃんが通る道の「産道」も整備されていきます。
産道を赤ちゃんが通りやすくするためには、骨盤を開きやすくしなければなりません。
そのために、リラキシンというホルモンが分泌されるようになるのです。
リラキシンは妊娠3週あたりから産後3日まで分泌され、骨盤の関節や靭帯を緩める働きを持っています。
しかし、リラキシンによって靭帯が緩むと関節の可動範囲が過剰に広くなって、関節やそれを支える筋肉、腱などに大きなストレスがかかってしまいます。
すると、腰痛を引き起こしてしまうのです。
生理前にもこのリラキシンは分泌されますので、妊娠初期にあたる時期に感じる腰痛が生理前のものか妊娠初期症状なのかは、ちょっとわかりづらいかもしれません。
腹痛、下腹部痛
6. 腹痛、下腹部痛
妊娠兆候の腹痛や下腹部痛には、子宮のあたりがキュとするような痛みやおなかが引っ張られるような痛み、時としてチクチクするような痛みがあります。
PMS(月経前症候群)の腹痛と似ているために、それと見分けるのはこれまた難しいかもしれません。
さらに、着床したときに痛みを感じる人も稀にいるようで、生理予定日の1週間前くらいに子宮周辺に痛みを感じた場合は「着床痛」の可能性もあります。
頭痛
7. 頭痛
妊娠によって女性ホルモンのバランスが変化し、プロゲステロンの分泌量が増加します。
このプロゲステロンには血管拡張作用もありますので、血管が拡がることで偏頭痛につながりやすくなってしまいます。
痛みの程度には個人差があり、我慢できる程度もあれば吐き気を感じるほど激しい頭痛もあります。
痛みがひどいと頭痛薬を服用したくなりますが、妊活中で妊娠の可能性が少なからずある場合は、むやみに市販薬を使わずに病院に行って相談しましょう。
この時期の頭痛薬の服用は、少しくらいなら胎児への影響は考えにくいとされていますが、できるだけ避けるに越したことはありません。
胃痛
8. 胃痛
つわりの吐き気や気持ち悪さのほかに、胃痛の症状が出てくる人もいます。
胃がムカムカしたりキリキリ痛んだり、症状や程度は個人差がありますが、いつも通りの食生活や生活を送っているのにそのような症状が現れた場合は、妊娠初期症状かもしれません。
これは、分泌が増えたプロゲステロンによって胃腸の働きが弱くなったことにより引き起こされる症状です。
味覚、臭覚の変化
9. 味覚、臭覚の変化
妊娠超初期より、味覚や臭覚が少しずつ変化することがあります。
それまでは大好きだった食べ物や飲み物を急に受け付けなくなったり、反対に興味のなかった食べ物を無性に食べたくなったりします。
また、臭覚に関しては、いつもなら平気なニオイでも気持ち悪くなったり、今まで気にならなかったニオイが急に気になるようになってしまいます。
つわりのピークはだいたい妊娠8週〜11週なのですが、妊娠初期より味覚や臭覚の変化はあるようなので、食べ物やニオイの好みが変わったら、それは妊娠のサインかもしれません。
頻尿、便秘、下痢
10. 頻尿、便秘、下痢
妊娠することでホルモンバランスが変化し、子宮は大きくなっていきます。
この変化が影響するのは、胃腸です。
プロゲステロンの分泌が盛んになることで胃腸の働きが弱くなるのに加えて、大きくなっていく子宮によって胃、腸、膀胱などが圧迫されるからです。
これにより、しょっちゅうトイレに行きたくなったり便秘や下痢に悩まされるようになることもあり、この症状は妊娠中期の安定期頃まで続くことが多いと言われています。
むくみ
11.むくみ
妊娠による女性ホルモンの変化によって、体内に水分をためこみやすい体質に変化します。
胎児に酸素や栄養素を十分に送るために、それらを運んでくれる血液の量を水分で増やそうとするのです。
一方で、老廃物を運ぶリンパの働きは妊娠後も変化しません。
つまり、体内の余分な水分の排出が間に合わなくなり、むくみ(浮腫)となって現れてしまうのです。
つわりなどの影響で運動不足になってしまうことも、むくみの要因になります。
むくみはほとんどの妊婦さんが経験されるものですが、時として妊娠高血圧症候群といわれている高血圧やたんぱく尿の症状としてむくむ場合もあります。
むくみが続いた場合は、不安を取り除くためにも一度お医者さんに診てもらうことをおすすめします。
微熱気味、基礎体温が高い状態と一瞬下がる現象
12. 微熱気味、基礎体温が高い状態と一瞬下がる現象
生理開始から約2週間後にくる排卵期には、体温を上げる作用のあるプロゲステロンが分泌され、基礎体温が高い「高温期」となります。
高温期が2週間ほど続いてからプロゲステロンの分泌量が減ることで基礎体温が下がるのですが、妊娠するとプロゲステロンの分泌は継続されます。
これによって高温期が続きますので、カラダが火照ったような微熱があるような状態になります。
高温期が3週間以上続いた場合、妊娠の可能性が高いと考えられています。
高温期は排卵日あたりから始まるのですが、生理予定日の数日前に、一時的に基礎体温が低くなる「インプランテーションディップ」という状態が起こることがあります。
妊娠していれば高温期が続くと言われていて、そのことに違いはないのですが、受精卵の着床のタイミングで一時的に基礎体温が下がり、その後すぐに高温期に戻るのです。
ここで、基礎体温が下がったままなら、低温期に入って生理が始まりますので、高温期に戻るか否かが妊娠の可能性を左右します。
身体のだるさ、眠気
13. 身体のだるさ、眠気
風邪の症状と間違えてしまうこともありますが、妊娠すると、とにかくだるくて横になっていたい、立っていることさえつらい、ということがあります。
そして、いくら寝ても眠気を感じてしまいます。
生理前にも似たような状態になることもありますが、妊娠の場合はより顕著で、カラダは地面に吸いつくように横になりたがります。
異常なだるさと眠気も、妊娠初期の主な症状のひとつと言えます。
ニキビや吹き出物などの肌荒れ
14. ニキビや吹き出物などの肌荒れ
妊娠によってホルモンバランスが変化すると、それはお肌にも影響を与えます。
今までできなかったニキビが急にできたり吹き出物が増え、肌は乾燥して痒みさえ感じるようになることも珍しくありません。
さらに、手が荒れたり、頭皮の乾燥に悩まされることも…。
愛用していた化粧品が突然肌に合わなくなるということもよくあります。
妊娠中は肌が敏感な状態が続きますので、化粧品や洗顔料、ボディソープやシャンプーなどを低刺激のものに変えるとよいでしょう。
情緒不安定(イライラ、 涙もろさ)
15.情緒不安定(イライラ、 涙もろさ)
マタニティブルーという言葉があるように、妊娠することによって情緒が不安定になりがちです。
これは、女性ホルモンの影響に加えて、体調の変化や出産への不安というものも深く関わってくるからです。
となると、情緒が不安定になるのは妊娠が確定してからではと思うかもしれませんが、中には妊娠を自覚する前からソワソワ落ち着かなかったり、テレビを見ていつの間にか泣いていて驚いてしまったり、ということもあるようです。
無意識ではあるのですが、感覚が妊娠を察知しているのかもしれませんね。
妊娠かも!?と感じた時に気をつけたい5つのこと
妊娠初期症状のようなものが現れて「もしかして妊娠?」と感じた時にぜひ注意してほしいことは以下の5つです。
・アルコールとタバコ
・市販薬やサプリメントの使用
・運動不足、激しい運動
・無理なダイエット
・飛行機(安定期の妊娠12週〜28週頃は搭乗も可能というのが一般的だが、医師に相談してからがベスト)
の5つです。
なぜ気をつけてほしいのかと言うと、流産のリスクやお腹の赤ちゃんへの影響が関わってくるからです。
流産については、全妊娠のうち約15%が流産になってしまうというデータがあり、そのうちのおよそ9割が妊娠初期に起こります。
妊娠初期の流産のほとんどは胎児側の染色体異常などが原因なので、いくら気をつけて安静にしていても流産を防ぐことができない場合もあります。
しかし、その他の要因によってさらにリスクを高めてしまうことは避けたいですし、なにより赤ちゃんの健やかな成長の妨げになるものは排除していきたいものです。
そこで妊娠の可能性を感じた時には、少なくともここに挙げた5つについては気をつけてあげてくださいね。
とくにアルコールは流産、死産、先天異常ほか発育不全、成長障害、精神遅滞や中枢神経障害、小頭症や奇形などのリスクを高めます。
タバコは含まれているニコチンによって血管収縮が引き起こされて十分な酸素が赤ちゃんへ行き届かなくなりますので、禁酒・禁煙としてください。
そして、周りの人のタバコの煙も赤ちゃんに悪影響となりますので、気をつけましょう。
まとめ
妊娠初期に見られるカラダからの15のサインをご紹介してきましたが、当てはまる症状はありましたか?
妊娠の経過や出産がひとりひとり違うように妊娠初期症状も人それぞれなので、色々な症状と併せて妊娠の可能性を考える参考にしてくださいね。
そして、妊娠超初期に早くもカラダの変化を察知し、妊娠を確認したいということもあるかもしれません。
はやる気持ちはわかりますが、一般的な妊娠検査薬によって判定できるのは通常は生理予定日の1週間後からとなり、早期妊娠検査薬であっても生理予定日の3日前くらいからとなっています。
ですから、まだその時期に達していない場合は、焦らずもう少し待ってくださいね。
そして、妊娠検査薬で陽性反応を確認できた時は、できるだけ早く産婦人科を受診しましょう。
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