紫外線(しがいせん)は、可視光線より短くて目では見ることができない電磁波の一種です。
紫外線は化学的な作用をすることで知られていて化学線とも言われています。
殺菌消毒作用、ビタミンDの合成、血行の促進、新陳代謝の促進などが役立つ作用です。
少しは太陽を浴びたほうが良い理由ですね。
しかし、浴びすぎると有害なので注意です。
太陽光に含まれる紫外線の種類は3種類あります。
紫外線A波(UVA)、紫外線B波(UVB)、
紫外線C波(UVC)です。
地表に届く90%から95%以上がUVAだと言われています。(波長 315–380 nm)
有害性は最も低いのですが、活性酸素を発生させやすいですし肌のハリに必須のコラーゲンやエラスチンを減らしてシワやたるみの原因になると言われています。
ですから、浴びすぎないことが美肌の秘訣です。
UVBの影響で作られたメラニン色素を酸化させて褐色に変化させます。
痛みがほとんどない日焼けでサンタン (suntan)と呼ばれます。
紫外線B波(UVB)は、ほとんどがオゾン層で吸収されます。(波長 280–315 nm)
しかし、オゾン層の破壊で地表にもUVBが少し届くようになっています。
真夏の晴れた日が、最も要注意です。
UVAの100倍以上の有害性があるので浴びないように注意しましょう。
皮膚がんやシミ、シワ、白内障の原因と言われています。
夏に海などで赤くやけどしたみたいになってヒリヒリ痛むのがサンバーン (sunburn)でUVBの影響です。
一番、有害なのはUVCです。(波長 200–280 nm)
オゾン層で吸収されるので地表には届かないです。
オゾン層が破壊されるとかなり危険だと言えます。
1年では、5月が1番多いと言われていますが
7月、8月は、UVBが増えますから
十分な注意が必要です。
1日では、朝10時から午後3時くらいまでが紫外線が多い時間帯です。15分でかなり日焼けします。
日焼け止めが必須の時間帯です。
アウトドアで日差しが強い場所の時は
紫外線対策の服や帽子やスカーフやグッズも活用しています。
日傘がさせるところでは日傘も使っています。
日焼け止めの指標の意味
日焼け止めの表示でSPFはSun Protection Factor(サン プロテクション ファクター)の略です。
紫外線防御指数とも呼ばれます。
紫外線をあびた時に肌が赤くなるまでの時間を何倍に長く出来るかを表しています。
例えばSPF10の日焼け止めを使うと・・・
20分×SPF10=200分(3時間20分)
日焼け止め効果が持続可能という意味です。
ですから、値が小さくても途中で塗り直せばいいので
あまり高い値ではなくて大丈夫です。
高すぎると肌荒れが強くなる可能性が高いからです。
一方、PAの表示は、Protection grade of UVAの略になります。
紫外線A波から肌を防いで黒くなるのを防ぐ指標です。
PAは、3段階なので+++が最も強いですが++の2段階くらいで十分に防いでくれますから+++を選ばなくてもいいです。
肌荒れが強くなる可能性が高いからです。
普段の生活は、SPF10から20くらいでPA++くらいを選べば十分です。
なお、日焼け止めクリームには紫外線防止効果は高くても紫外線吸収剤が入っていたり界面活性剤が含まれていて肌荒れの素になって有害なものも多いので注意が必要です。
肌荒れ防止のためにも無添加の日焼け止めを使うようにしましょう。
石鹸で洗い流せるタイプのお肌に優しい日焼け止めクリーム等を使うといいです。
無添加で石鹸で洗える日焼け止めの具体例
ネットで買える石鹸で洗える無添加の日焼け止めクリームで成分が安心で、なおかつBBクリームみたいに使えて肌がキレイになると実感中なのは、HanaオーガニックUVミルクのウェアルーUVです。
こちらはくすみやシミが気になるお年頃の方にエイジングケアとしても優れていると感じます。
詳しくは→もうファンデーションはいらない。HANAオーガニックのウェアルーUV
*関連の質問と回答*
(質問a)
七月に野球の遠征があるのですが、SPF20くらいの日焼け止めで足りるのか不安です。
あと、2〜3時間で日焼け止めの効果がきれてしまうと聞きました。
塗り直す時は一回洗顔した方がいいのでしょうか?
(回答a)
SPF20でしたら400分(6.67時間)くらい持続しますから、もしそれ以上経っていたら洗顔し直さずに上から塗っても大丈夫です。
ただ砂ぼこりなどがついている時は、かるく水で洗い流して汚れを落として化粧水で保湿してから塗り直すともっといいです。
なお、合成界面活性剤入りの日焼け止めは肌荒れしやすいので、無添加でお肌に優しい石鹸で洗い流せる日焼け止めクリームを
塗るといいです。
具体例は、この記事の無添加で石鹸で洗える日焼け止めの具体例の部分を参考にしてください。
(質問b)
日焼け止めを塗ったら長袖を着たり腕カバーをしなくても大丈夫ですか?
したほうがよりいいですか?
(回答b)
日焼け止めは汗をかくと効果が薄くなるので長袖等を着てカバーした方がより良いです。
私はいつもは長袖でカバーしていますが上着を脱ぐ可能性がある時は日焼け止めも塗っています。
(質問C)
肌が弱いようで紫外線にとてもよわいです。
しかし、なかなか肌に合う日焼け止めがありません。
日焼け止めの代わりになるものってあるんですか?
(回答C)
私も普通の日焼け止めではかぶれるのでいつもは(この記事に書いている)UVカット効果があるものを愛用中です。
日焼け止めも無添加で石けんで洗えるものを時々使っています。
(質問d)化粧してるのとしてない状態での日焼けはどちらの方が肌に悪いですか?
どちらも日焼け止めを塗ってある場合です。
(回答d)
日焼け止めを塗っていて日焼けした場合は化粧していない方が肌には良いです。
日焼け後に化粧を落とす時に肌が痛みやすいからです。
ただ日焼け止めは肌に刺激が少ないものを選んだ場合です。
この記事も↑最初からどうぞ。
(質問e)
沖縄に修学旅行で行くのですが、おくさん用の日焼け帽子じゃなくてBキャップなどの方が服に合うからそっちを持って行きたいのですが、Bキャップでも少しは顔隠れたり目の日焼けとかかぶらないよりましですか?
(回答e)
はい、かぶらないよりかぶった方がはるかに良いです。
帽子だけでなく無添加の日焼け止めクリームもしっかり塗っておくと安心です。
ビーチだと2時間おきくらいに塗り直すといいですよ。
SPF25 PA++で子供や敏感肌でも安心なのは、石鹸でも洗い流せるママバターUVケアクリームです。
この記事の↑最初からも参考にどうぞ。
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日焼け止めは塗るタイプとスプレータイプどちら
*紫外線吸収剤について詳しい記事です。