体内ホルモンのセロトニンが鬱症状も改善?増やし方は?

体内ホルモンのセロトニンが鬱症状も改善?増やし方は?

脳内神経伝達物質のホルモンは三種類あり、これらはドーパミン、ノルアドレナリン、セロトニンとそれぞれ役割を持っています。

その中でも今回注目するセロトニンとは、他の2種類のホルモンの調節をしたりと脳内伝達物質のホルモンバランスを保つ力を持っています。

そんなセロトニンは鬱症状にも効果的で、抗鬱薬などはこの脳内セロトニン量を増やすことによって鬱症状の改善を期待されています。

しかし、セロトニンは薬を使わなくても日頃の意識的な活動によって増やすことができます。

今回はそんな脳内ホルモンであるセロトニンについて、鬱への効果と増やし方をご紹介していきます。

—セロトニンと鬱症状—

鬱症状にセロトニンが関与しているということは、抗うつ薬が脳内セロトニン量を増やす効果を持っていることでわかると思います。

うつ病は、主に自律神経のバランスの乱れによって発症するといわれており、この自律神経を整えることで改善される効果が期待されています。

その自律神経を整える効果があるのが脳内伝達物質のホルモンであるセロトニンです。

脳内の3つのホルモンの中でも、セロトニン以外のバランスを含めた全体の調整をセロトニンが担ってくれます。

—セロトニンを増やす方法—

さて、鬱に効果があるとされているセロトニンを増やすにはどうしたらよいのでしょうか。

1.抗うつ薬を使う
抗うつ薬は、その名のとおり鬱に効果的な薬で脳内セロトニン量を増やす効果が期待されます。

最も直接的に効果を発揮してくれるので、即効性や高い効果が期待できます。

一方で、副作用が気になる方や薬を服用するのがあまり好ましくない方には向かないと言えます。

自分で判断せずに心療内科や精神科の医師と話し合いながら薬を使うのか使わないのか決めるとより良いです。

2.癒しのリラックス効果でセロトニン分泌

最近リラックスタイムをちゃんと摂っているでしょうか。

癒しの時間、つまりリラックスタイムを保持することでオキシトシンというホルモンが分泌されます。

このオキシトシンというホルモンが多く分泌されると、間接的にセロトニンの分泌量も増加するのです。

そこで、日常生活の中で意識してリラックスタイムを設けるようにしましょう。

—まとめ—

セロトニンの量を増加させることで鬱症状の改善に効果があります。

そのセロトニンは、抗うつ剤などを使って脳内の量を増やすことができますが、一方で日頃の中でリラックスタイムとるなど癒しの時間を設けることで自然と分泌量が増えていきます。

鬱の予防にもつながるので、普段から癒しの時間を持つようにしましょう。

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