汗疱(かんぽう)の改善方法についてです。
<質問>
汗疱の治療法について教えてほしいです(´・ω・`)
<回答>
汗疱(かんぽう)とは汗疱状湿疹(かんぽうじょうしっしん)のことです。
手のひら、手指、足の裏などに普通はかゆみはないですが、時々、赤くなり痒みや痛みを伴う小さい水疱(汗が皮膚の内側で溜まってできたもの)が現れる湿疹性の皮膚疾患です。
異汗性湿疹(いかんせいしっしん)とも言われます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B1%97%E7%96%B1%E7%8A%B6%E6%B9%BF%E7%96%B9などから一部引用
汗疱(かんぽう)の原因は
汗の多い人にみられることが多いので
汗が間接的な原因になっている可能性が高いです。
他には金属アレルギー、慢性の副鼻腔炎・扁桃炎による病巣感染、
喫煙(タバコ)、ストレスや自律神経失調症も悪化の原因と考えられています。
汗疱(かんぽう)の改善については
上記の原因の除去が大事です。
水やお湯をなるべく触らないように注意して(水仕事をしない)
はがれそうになってくる皮膚を
むしらないように注意します。
手汗症の場合は、手の汗をまめにふいたりして改善しましょう。
手汗の改善はこちらをどうぞ
手汗を自力で減らす方法
上記にも書いていますが、
◆手汗が原因と思われる時は、手汗専用の制汗パウダーのファリネを使うと効果的です。
即効性があるので、手汗がひどい時に使うと便利です。
手汗だけでなく足汗改善にも良いです。
無添加素材なのでアトピーなど敏感肌でも子供でも男性でも安心して使えます。
詳しくは→ファリネ(farine)で手汗も解消へ
合成界面活性剤など有害物質が
含まれる洗剤や石鹸などを使っていても
湿疹ができやすく悪化しますから
無添加の洗剤や石鹸などを使うことがとても大事です。
詳しくはこちらをどうぞ
→合成界面活性剤とは何?
なお、ストレスをためない工夫もしたほうがいいです。
楽しいことを考えたり深呼吸をしたり
散歩をしたりするのもいいです。運動不足でも
汗疱でも他の湿疹でも悪化するので
軽い運動をしてストレス解消もかねるといいです。
汗をしっかりふくのを忘れないようにしましょう。
そうやって生活を意識して改善していると
普通は2〜3週間で皮膚の表面からはがれ落ちる角質
(丸い鱗屑(りんせつ))になって治っていきます。
しかし1ヶ月以上たっても治らない場合は
皮膚科で治療を受けたほうがいいです。
別の皮膚疾患の可能性もありますし
(主婦湿疹やアトピーや接触皮膚炎など)
慢性化しているときも皮膚科で治療を受けるといいです。
汗疱(かんぽう)は水虫と違い
菌は存在しないので感染は心配ないはずです。
しかし別の場所に感染した場合は、水虫とも考えられるので
皮膚科で検査してもらって適切な治療を受けるといいです。
ただ、どの場合でも皮膚科での治療は
検査して正しい知識を得るためと
一時的なかゆみ改善の対処療法になります。
ですから根本治療には、
生活面での改善が大事になります。
特に合成界面活性剤入りの洗剤や
石鹸シャンプー、リンスを使わずに
水仕事を減らすことが再発予防でもとても大事です。
なおかつ食生活でも添加物が多い加工食品の摂取は
極力減らしたほうがいいです。
こちらもどうぞ。美肌とダイエットと健康にも良い食事の注意
すべての基本は、皮膚や体の元になる食べ物に注意することです。