レモンの美容効果とソラレン(光感受性の成分)の注意

<質問>
家にレモンがあるのですが、
何か美容のために使えますか?
作り方も教えてくれるとありがたいです!

<回答>
レモンは、ビタミンCやクエン酸が多いので
美容にも健康にもいいです。

クエン酸は、疲労回復にもいいですし
ビタミンCは、抗酸化作用もあるので
美肌効果も期待できます。

レモンの苦味成分のフラボノイドの1種のヘスペリジンは、
コレステロールや血圧を下げて
心筋梗塞や脳梗塞など生活習慣病の改善にも良いです。

レモンの香りは、リラックス効果もあります。
remon

しかし、レモンの皮の部分にソラレン(psoralen)という
光感受性の成分でフロクマリンの一種が含まれます。
そのため光で活性化して紫外線を吸収しやすくなるので、
朝や昼にレモンパックなど、肌に直接載せるのは
シミの原因になるからやめたほうがいいです。

同じ理由でアロマのレモンの精油や
柑橘系の精油も、朝やお昼には使わないほうがいいです。
夜、使うのは大丈夫です。

化粧品もレモン由来のものは説明書きに
夜のみ使用とか、朝使うときは日焼け止め必須とか
書かれているはずなので注意事項を読んで使用しましょう。

レモンを食べる場合も、すぐに外出する朝や昼も
食べたりしないほうがいいです。
2時間くらいでピークになるからです。
ソラレンは約8時間で代謝されるので
食べてから外出までの時間が十分にあるとき
(7時に食べて15時以降に外出予定とか)や
外出予定がないときや
夜、食べるのは大丈夫です。

ソラレンは、レモン以外でもオレンジ、
グレープフルーツ、イチジク、セロリ
きゅうり、パセリ、みつば、キウイ
しそ、クロレラなどに含まれるので注意です。
苺には含まれないそうです。

レモンのレシピとしては、私がよく使うのは
ドレッシングです。
オリーブオイル:レモン:しょうゆ=1:1:1の割合です。

サラダにかけてよく食べています。
私は、朝食でもこのサラダを食べていますが
微量だからか、ソラレンの影響はないみたいです。
料理では酢の代わりに使うことが多いです。

あとは、ジュースに垂らしたり
お水に加えたりしても飲みやすくなります。

揚げ物などにレモンをかけると
さっぱりして食べやすいです。

レモンがたくさんあるようなら
レモンの砂糖漬けかレモンのハチミツ漬けを
つくるといいです。
レモンは皮を良く洗って化学薬品を落とします。
(無農薬レモンが理想です)
砂糖(ハチミツ)を好みの量加えて
タッパーなどで1晩冷蔵庫で保存すると
出来上がりです。

夜(夕食)食べるといいです。
外出しない時は、朝や昼でも大丈夫です。
あるいは紫外線対策に注意すれば大丈夫です。

以上、レモンの美容効果やレシピと
皮に含まれる成分ソラレンについての注意事項でした。

なおソラレンを摂っていてもいなくても
紫外線は浴びすぎると肌に良くないですから
肌に優しい無添加の日焼け止めをしっかりして塗っておくといいです。
紫外線の種類と日焼け止めの指標

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